同業種の店舗が近隣に出来、所謂ライバル店(競合店)の登場による影響力は必ずしもマイナスとは限らない。
例えば、電気街(秋葉原、日本橋)といった感じに、その商圏の範囲拡大、市場規模や顧客層の拡大も見込める。
具体的には、〜行けば安い、〜なら見つかる、〜なら売り切れの心配がない、〜なら子供用もある、といったプラス面が顧客へ働きかける。
これらの顧客層に応えていく事が出来ればプラス面を享受でき、売上高が伸びていく事もしばしば。
ただし、求められる全ての要素に応えるのは至難でもあるし、競合店を良く観察しないうちから事業拡大などに乗り出すと手痛い目に遭うことも。
ライバル店が登場したのに殆ど売上高に変化が無い場合でも、「均衡している」と考え、顧客の心理が傾きかけてくると何らかの一押しで急激に動く恐れもある。ジワジワとパイが削られて変化に気付きにくかったりする場合もあるので引き続き注視しておきたい。