顧客名簿管理が次の一手に

新規顧客獲得には店舗の体力を消耗させ、ダイレクトメールやチラシ看板といった物は予算を絞ってテストすると時間が掛かって時期を逃してしまう事もある。予算を大きく取ると失敗した時に痛手なのは誰でも分かる。

ネットではリスティング広告という低予算で導入できる広告出稿方法もあるが、この項では使用しないという事で進めてみよう。

低予算でダイレクトメールやポスティングを実践して効果を上げるには、既存顧客の掘り起こしや、顧客名簿から得られる情報で伝える内容も浮かび上がってくる。

無闇に「これが昔からの主力商品だ!」としてチラシをポスティングしていっても、顧客属性とズレていれば「不要な商品・サービスを伝えていた」という事にもなりかねない。

主力商品にも対象年齢や、用途・目的に少なからず範囲がある物は特に注意しておきたい。例えば当時20~30歳向けの服を売っていたとして、10年の月日が流れれば顧客は全員+10歳となる。

既存顧客へ20歳向けの服についてダイレクトメールでキャンペーンを告知しても、効果は如何な物だろうか。それよりも、子供の存在や、家庭がどのように変化していったかが重要になってくるハズ。季節柄などが絡んでくると、さらに気を遣う。

逆に「1日3,000杯突破 マンゴージュース!」のように、顧客対象を絞らない商材であれば自信を持って進めていくのが得策となるだろう。