レジ通過数と客単価推移

レジ通過数とは、名の通り「お会計」に至った件数。

ある店舗で1,000万円の総売上げがあったとして、売った商品点数5,000個だとすれば、その店舗での平均単価は2,000円。

そしてレジ通過数が1,000人だったとすれば、売上げ1000万円÷1000人で、客単価は1万円。

顧客は売った商品点数5,000個÷1,000人で平均5個買い求め、客単価1万円へ到達している。

この単純な計算も、商品カテゴリ別、特定の商品別、時間帯、曜日、天候、イベントやキャンペーン時、レイアウト変更時、POPやユニフォームの新調、前年比や前月比、など様々な事象と比較・検討する事で味気ない数字の羅列が店舗の状態を知らせてくれる。

これらの数字は継続的なデータとして残っていないと検討するにも精度や信頼性が落ちて無理に比較・検討しても、その意味が薄れてしまう。

規模にもよるが、専用の販売管理ソフト、POSシステムといったツールを駆使して効率化を図らないと、非常に億劫になるので注意。

データが蓄積されていけば、「商品○○の売れ行きが悪いな・・・レジ前に置いてみるか?」となり、実際に移動させてデータを見ると「お、効果が出たか?3ヶ月連続で目標数を超えた!」と、検証も出来る。

逆にデータが何もなければ、ちょっと極端だが「商品△△って売れ行きどう?」「まぁまぁじゃない?」「レジ前だしとこっか?」「うーん、たぶん売れてそう」という、抽象的で漠然とした受け答えになってしまう。

ネットでは広告を出してすぐに効果測定をする事も可能だが、実店舗経営では時間がかなり掛かってしまうので、後々に後悔しないよう習慣を付けておきたい。