ライバル(競合店)の判断

・業種が何処まで競合しているか確認
ファストフードで同じ丼モノの「吉野家」と「なか卯」なら競合する可能性は高い。しかし「吉野家」と「マクドナルド」だと競合するのはファストフードで、丼系とハンバーガー系という点で異なってくる。
その一方で、周辺のファストフード店がその2店舗しかなければ異なる商品であれ競合する可能性は高くなってくる。業種の競合度はあくまで目安で、利用者状況を調べてみなければ分からない。
・自社店舗や周囲環境の確認
営業力、サービス、スタッフの状態、陳列方法や衛生といった店舗環境、気温、天気、風評被害、販促に関わる費用、経済情勢、周辺地域での雇用など。ゴミや遮蔽物で看板が見えにくかったり、汚れているだけでも変化が出る恐れがある。
・周辺の人の流れに変化の確認
例えば大きなマンションが出来たり、道路・駅・歩道橋・地下道などが開通、道路工事で通行が困難になったり迂回路が作られてしまったり。
こういった確認をしていても売上高が10~20%といった変化が出てき出すと、いよいよ競合店の影響を考え出す。一般的な商圏の外でも有力な大型店舗は無いかも調査する必要が出てくる。